2007年10月16日火曜日

グラビアアイドルのテレビ進出

『クイズ!ヘキサゴン』での珍回答連発で知られる里田まい、大沢あかね等がその代表格となっている。またおバカキャラと同じで一般常識に疎いが、頭の回転が早く芸人の如き素早い切り返しのツッコミを入れる芸人タイプのバラドルも存在する。このタイプを代表するのは鈴木紗理奈や若槻千夏で、時に相手を皮肉る“毒舌”で笑いを取るが、自身もどこか抜けているというギャップで笑いを誘う。お嬢様タイプは、番組を彩る華としてグラビアアイドルのイメージを過不足なく持ち込んでいるタイプである。

その昔のアイドル歌手がバラエティー番組に出演した場合と同じ扱いであり、熊田曜子、安田美沙子、小倉優子、ほしのあきなど、グラビアアイドルとしてのイメージとバラエティー番組で見せる姿のギャップが少なく、現役でグラビアアイドルを継続しつつ並行してバラエティー出演を果たしている場合が多くみられる。また新人アイドルは得てしてこのタイプからバラエティー番組への出演を始めて、経験を積むうちに自身のキャラクターを確立していく。

『筋肉番付シリーズ』など、知性やキャラクターの面白さよりも主に体力を競うバラエティ番組で大きな注目を集めるのが体育会系タイプである。その際に見せる真剣さや必死さが視聴者の共感を呼び人気を得る。水野裕子、ソニン等のほかに、タレントに転身した美人の元スポーツ競技選手などがこの分野で顕著な活躍を見せている。出演番組によって己の立ち位置を微妙に変えて対応する器用なタイプのバラドルも存在する。MEGUMI、小池栄子、ベッキー、東原亜希等は、自身が司会を務める番組では仕切り役、メイン司会がいる場合はアシスタント、ゲストとして出る番組では時に笑いの対象、時に視聴者(特に同年代の女性視聴者)の代弁者として番組に彩りを添える。

得てしてこのタイプは多趣味であったり多芸である場合が多く、バラエティー番組のみならず女優業等でも高い評価を得ている。また、自身の特殊な境遇を売りにするバラドルも存在する。外見や仕種まで瓜二つの一卵性双生児というキャラクターで人気のマナカナ、金持ちの生まれでそのセレブリティなセンスを隠さずに披露する神田うの、マリエ、ベテランタレント芸人関根勤の娘という2世タレントでアメリカのエマーソン大学を首席で卒業した才媛でもある関根麻里、ファッションデザイナー森英恵の孫娘である森泉などが当て嵌まる。しかし、上記のような分類はごく表面上のことであり、全てが厳密に分けられるものではない。またそれぞれの時代で自身の芸能界でのポジションをシフトさせていくのが常である。

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