2008年3月8日土曜日

グラビアアイドル写真集

癒し系グラビアという流れは、「平成不況」という世相が反映して生まれたもの。メディアでも多く支持される流れにあるが、これはあくまで表面上のことであり、癒し系ならば人気が出て、他は支持されないといった単なる二元論ではない。

グラビアのスタイルの違いなどは微々たるものでしかないが、総じて1970年代半ばより現れ始めたグラビアアイドルは、その時代の社会的ニーズや流行によって変遷し、その時代に則した者が大きな人気を獲得している。

業界内では「若いうちは脱ぐ」「胸も顔のうち」と言われる事も多く、最初の写真集グラビア撮影時にビキニを着るのが恥ずかしくて泣いてしまったという乙葉が「水着にならなくていいアイドルは松たか子だけと言われた」という、有名なエピソードも存在する。

本来、グラビア露出は芸能活動のほんのワンステップに過ぎず、ある一定ラインの年齢を過ぎたら、女優やタレントに転身して行く場合が殆ど。本上まなみや佐藤江梨子、眞鍋かをり等のようにグラビア経験者が、後に文才や芸術の才能を発揮し、グラビアとは全く別のことで注目を浴びる場合も数多い。

浜崎あゆみや華原朋美、ZARDの坂井泉水など歌手として大成した人物の中にも、過去にグラビアイドルを経験している女性芸能人は多く存在する。しかし21世紀に入ると、自ら現役グラビアアイドルと公言し、グラビアを卒業せずにタレントや女優としての活動を並行して進める者が現れ始める。